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2021.06.16
利便性も大切ですが安全性より優先するものはありません
近年、記録的な大雨による被害が発生していますね。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。避難指示の対象になった場合、
・災害に対応した指定緊急避難場所へ避難する
・近隣のより安全な場所・建物等に避難する
・その時点に居る建物に留まる場合、より安全な部屋等に移動する
といった行動が推奨されています。
しかし、
・避難場所までの経路に増水した河川がある
・自宅に留まるのは不安だが、病気等で避難できない家族がいる
などの事情で、避難したくてもできない場合があります。
これは、決して他人事ではありません。
土地探しの際にハザードマップを調べていますか?
気に入った土地を見つけたら、その都度調べることをお勧めします。
ハザードマップは定期的に更新されるので、
鮮度の高い情報を調べるようにしましょう。
そういえば、今年5月に改訂された江戸川区の水害ハザードマップは、
「ここにいてはダメです」
「ほとんどの地域が浸水します」といった強烈な言葉が話題になりましたね。
たとえ自宅は安全でも、周囲の浸水時間が長ければ、
その間自宅に籠城する羽目になるかもしれません。
豪雨災害が多い7~10月に
ライフラインが止まった自宅で過ごすと、熱中症が心配です。
何より、トイレの問題は切実です。
そんなリスクを少しでも減らすには、土地探しの際に、
冠水や土砂災害の危険性が低い、
安全な土地を選ぶことが大切です。
災害の種類によって安全な避難場所は異なります。
新居の候補地を見つけたら、
大雨や地震などの災害を想定して、
・それぞれの災害に対するリスクはどうか
・避難場所まで安全に避難できるか
をシミュレーションしてみましょう。
家族がより幸せに暮らすためには、
安全性の高い土地に、家族の健康を守る家づくりをするのが大前提です。
利便性も大切ですが、
安全と健康は何より優先されるべきでしょう。
自治体によっては、防災ラジオや防災無線などを通じて、
さらにきめ細やかな情報発信をしています。
そんな動きも、土地選びの参考にしたいですね。