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2020.03.02
定期点検に消極的な業者もいる
最近、ある知人宅の洗濯機のお湯取り能力が低下しました。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの近藤です。以前の半分程度しか風呂水を給水できなくなったそうです。
「7年目だし、そろそろ買い替え時期なのかな?」
と思いつつ、知人はネット上で同じ事例を探してみました。
その時に見つけたのが『風呂水ホースの接続口の掃除』。
洗濯機からホースを外してフィルターを掃除したところ、
その日から給水量が元通りになりました。
風呂水フィルターはこまめに水洗いしていましたが、
接続口のフィルターは、その存在すら知らなかったそうです。
ところで、取り扱い説明書に「水漏れを防ぐため、
使用しない時は水栓(蛇口)を閉じておく」
と書いてあることをご存知ですか?
常に蛇口を開けていると、パーツは水圧を受け続けます。
洗濯機やパーツの寿命を延ばすためにも、
地震で洗濯機が倒れた時、周囲が水浸しになるのを防ぐためにも、
洗濯機を使わない時は、蛇口を閉めるよう心掛けたいですね。
■点検時期はそれぞれ
定期点検の時期は業者によって異なりますが、
多くの業者が実施しているのが、
6か月、1年、5年、10年…等です。
熱心な業者は、上記の他に1か月、3か月、2年、3年…
と、よりこまめにスケジュールを組みます。
■最低10年は点検してくれる業者を
新築住宅は、
瑕疵担保責任保険への加入が義務付けられています。
この保険に加入した業者は、
引き渡し後10年間の住宅瑕疵担保責任を負います。
これにより、施主は最小限の負担で補修を受けることができるんです。
一般的な業者は、
建物の部位別に保証期間を設定しています。
最も長いのは屋根や外壁等で、
その保証期間は10年です。
ところが、定期点検の消極的な業者の場合、
引き渡し後1年過ぎると途端に連絡が取りにくくなるケースがあります。
その場合、早めの発見も適切な補修もできません。
そうならないよう、定期点検に積極的で、
最低でも瑕疵担保期間が満了する
10年は点検してくれる業者を選びましょう。
■他社に委託するか、有償か無償か
業者によっては、定期点検を外部に委託します。
ずっと無償な業者もいれば、
一定期間内は無償で、それ以降は有償とする業者もいます。
また、点検項目を記したチェックシートを片手に
サラッと点検する業者もいれば、
じっくり時間をかけて点検する業者もいます。
業者にどんな定期点検をしてほしいですか?
たとえ、どんなに望み通りの家づくりができても、
一緒に家を守ってもらえないと不安が募ります。
安心して暮らすため、引き渡し後も
末永く協力し合える業者を選んでくださいね。
■点検の時、どう過ごすかは自由です
ショッピングの時、必要以外のシーンで
店員さんが来ると商品をじっくり選べませんよね。
同じように、
「住人が同行すると点検に集中できない」
という業者もいます。
この場合、同行を控えても良いのですが、
気になる箇所を伝えたり、点検のコツを知るために
同行したいと思う場合もあるでしょう。
どうするかはあなた次第なので、自由に決めてください。
(貴重品が心配だけど同行したくない、
という場合は手元に置いておくと安心ですよ。)
ご不明点がございましたらお気軽に当社までお問合せください。
当社の経験豊富なスタッフが家づくりに関して全力でサポートいたします。