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2021.12.09
間取り図ができたら家族と動線を確認しましょう
一般的な広さのアパートと比べると、一戸建ての方が広いですよね
【 写真家 / 繁田 諭】
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。なので、アパート暮らしの頃には気にならなかったことが
新居ではやたらと気になることがあります。
その一つが『動線』です。
そこで今日は、新居での動線について考えてみましょう。
■一日の動きを図面上で確認
朝、目覚めてから家を出るまで、
室内のどこでどんな行動をしますか?
そして、帰宅後はどんな順番で行動しますか?
きっと、毎日同じような流れで行動していることでしょう。
では次に、間取り図を見ながら生活動線や家事動線を確認してみましょう。
「洗濯してから畳んで収納するまでの動線が長い。」
「使う場所と収納が離れているので使いにくそう。」
「駐車場からキッチンが遠い。食材を運ぶのが大変かも。」
「寝室とトイレが離れているので、夜中や体調不良時はちょっと…」
「朝寝坊したい休日は、家族の生活音が気になりそう。」
といった具合に、不便な個所が見えてくることでしょう。
■来客時の動線は?
次は、来客時の動線について考えてみましょう。
「玄関の近くにトイレがあるので、来客時はお互いに気まずくなりそう。」
「子どもの友達がリビング階段を上って子ども部屋に行ったら
プライベートな場所をたくさん見られて落ち着かないかも。」
など、ストレスを感じそうな個所はないでしょうか。
■家事動線には特に配慮を
忙しい時や体調が悪い時、家事動線が長いと本当に大変ですよね。
高齢になって動作に制限が出ると、その苦痛はさらに高まります。
・食材の買い出しから調理まで
・調理から配膳まで
・洗濯から収納まで
などの動線に改善できるところがないか、確かめてみましょう。
■庭の動線も
・駐輪場や駐車場から玄関までの距離
・家庭菜園と庭に設けた水道の距離
・高圧洗浄機を使いたい場所とコンセントの距離
など、庭の動線の長さもストレスや後悔の原因になります。
いくら外観や性能が優れていても、
使い勝手が悪ければ満足度は下がるものです。
間取り図が完成したら
家族と一緒に家事動線や生活動線をシミュレーションしましょう。