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2020.12.10
固定金利の特徴とリスク
住宅ローンは、申し込んだ時点での金利ではなく
正式に実行される時点での金利が適用されます。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。数か月の変動でも気持ちが落ち着かない方にとって、
年単位の返済期間は途方もなく長く感じるかもしれませんね。
そんな方に向いているのが固定金利です。
今日は固定金利の特徴とリスクについてお話しします。
■特徴
フラット35のように全期間を
固定金利にするタイプと、
当初の一定期間のみ
固定金利にするタイプがあります。
全期間固定金利型は、契約の段階で返済額が確定するので
返済計画が立てやすくて安心です。
一定期間固定金利型は、変動金利と固定金利それぞれの
メリットを享受できます。
■リスク
全期間固定金利型は、借入時に全期間の金利が確定するため、
借入後に市場金利が低下しても自身の契約に反映されません。
一定期間固定金利は、
固定金利の間は変動金利に近い低金利で利用できます。
しかし、固定金利期間が終了したら、
その時点での金利が採用されます。
返済額が増えることは、ほぼ間違いないでしょう。
そのため、
・固定金利期間を何年に設定するか
・固定金利期間終了後は借り換えるか、そのままにするか
・同じ金融機関で借り換えるか、違う金融機関にするか
など、手続きの方法や総返済額などを事前に調べ、
備えておく必要があります。
■こんな事例も…
子どもが巣立つまで固定金利にし、
期間終了を目途に借り換える計画だったAさん。
しかし、同じ金融機関でも違う金融機関でも審査に通りませんでした。
理由は教えてもらえなかったそうですが、
転職による収入減や、住宅ローン以外の借り入れが原因だと
Aさん自身は考えています。
どの金利タイプにもリスクはあります。
「営業マンに勧められたから」
と選ぶのではなく、
それぞれの特徴とリスクを理解した上で
最も適しているタイプを見極めましょう。
■ドキドキの10月1日
変動金利は、半年毎に金利を見直します。
多くの金融機関では、4月1日と10月1日が
その日に当たります。
次回の見直し日まで。
「金利が上がりませんように、上がりませんように」
と祈っている方には緊張の一日になりそうですね。
ご不明点がございましたらお気軽に当社までお問合せください。
当社の経験豊富なスタッフが家づくりに関して全力でサポートいたします。