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2021.01.25
変動金利の特徴とリスク
低金利を超えた『超低金利』時代が続いていますね。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。お金の専門家は
「いつ金利が上昇してもおかしくない」
と口を揃えて言いますが、それがいつになるかは誰にもわかりません。
『住宅ローンの決定に際して最も影響が大きかった媒体』の第1位は
『住宅・販売事業者』の42.5%でした。
ちなみに、『FP・住宅ローンアドバイザー等の専門家』は
4.7%で第7位です。…とても興味深い順位です。
■変動金利の特徴
短期プライムレートや長期プライムレートと呼ばれる
銀行間の取引基準となる金利水準に合わせて
随時変動していきます。
金利の見直しは半年に1回です。
もし金利が急上昇しても、『従前の返済額の1.25倍まで』
という措置があるので安心です。
ただ、変動金利ならではの怖い側面があります。
それは…
■未払い利息
返済方法を『元利均等(毎月の返済額が一定)』にすると、
返済額の見直しは5年毎になります。
そのため、金利が急上昇した場合、
利息分だけで毎月の返済額を上回る可能性があるんです。
その上回った利息分を『未払い利息』といいます。
未払い利息に対して利息が加算されることはありません。
しかし、元金が減らないだけでなく、
払いきれなかった利息が蓄積する状態が続くと、
返済計画は大きく狂ってしまいます。
■余裕を持った返済計画を
変動金利での返済を選ぶなら、
金利がどれくらい上がったら未払い利息が発生するのか
計算してみましょう。
そして、もしそこまで金利が上昇した場合、
どんな方法で対応するのか考えておきましょう。
例えば、固定金利から変動金利への変更はできませんが、
変動金利から固定金利の変更はできます。
借り換えや返済額の見直しという方法もあります。
半年毎に金利の変動にハラハラする状態が続いては
新居での生活を楽しめません。
低金利の恩恵を安心して受けるには、
余裕を持った返済計画が欠かせませんね。
■最長でも定年まで
定年後、年金収入しかない状態で
住宅ローンを返済するのは大変です。
退職金で完済を目指す人もいますが、
最近の年金事情を考えると、
退職金は老後の生活資金に充てた方が賢明です。
いくらまでなら確実に返済できるか、
どれくらいまでなら金利上昇に対応できるか、
シミュレーションサイト等を利用して、
安全で無理の無い返済方法を探してみませんか?
ご不明点がございましたらお気軽に当社までお問合せください。
当社の経験豊富なスタッフが家づくりに関して全力でサポートいたします。