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2021.03.02
自然災害に備えた住宅ローン
西日本を襲った豪雨は、
平成に入って最悪の被害をもたらしました。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。数えきれないほど多くの住宅も被害に遭いました。
流れてきた車が突き刺さった住宅…。
大きな岩に押しつぶされた住宅…。
自宅を失い、住宅ローンだけが残った方もいることでしょう。
「補修が終わるまで賃貸住宅を借りるしかないけど、
家賃と住宅ローンの両方を払ったら生活できない…」
そんな不安に備えた住宅ローンがあることを
ご存知ですか?
「 自然災害に備えた住宅ローン 」
■『二重負担』は生活再建の大敵
豪雨や地震などの自然災害で自宅が被害に遭った時、
最も苦労するのが『生活の再建』です。
補修が終わるまでの間、賃貸住宅で暮らすなら
その期間は住宅ローンと家賃を負担しなければなりません。
取り壊して新築したいと思っても、
今の住宅ローンが負担になって身動きが取れない人もいます。
これでは、生活の再建どころではありません。
そんな声を受けて誕生したのが
『自然災害時返済一部免除特約付住宅ローン』です。
■対象も加算額も多種多様
「全壊・全焼のみが対象で、半壊・半焼は対象外」
「半壊・半焼も対象だが、
程度に応じて免除金額や期間が変わる」
など、その対象は金融機関によって異なります。
また、特約に対する加算額も
「一定金利を加算する」
「残高にかかわらず、毎月一定額を加算する」
などの違いがあります。
そのほか、
「新築の戸建て住宅のみ契約可能」
「一定の借入額や借入期間を満たした場合のみ契約可能」
などの条件が設定されている場合もあります。
もし、新居の建設予定地が
・地域全体が軟弱地盤である
・近くに河川や山がある
など、自然災害の不安が高い地域なら、こんな特約付き住宅ローンも
検討対象に加えてみてはいかがでしょうか。
■大切な紙類は防水対策を
火災保険、生命保険などに関する書類が無事だと、
災害後の手続きの際に重宝します。
自宅が浸水しても書類が濡れないようにするには、
ジップロックなどで密封して、
取り出しやすいところに保管すると良いでしょう。
ほかにも大切な写真とか…。
これから台風やゲリラ豪雨のシーズンがやってきます。
防災袋の中身をチェックしたり、
家族で災害や避難について話し合うなどして
防災意識を高めたいですね。
ご不明点がございましたらお気軽に当社までお問合せください。
当社の経験豊富なスタッフが家づくりに関して全力でサポートいたします。