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2021.04.19
『値引き』という響きは魅力的ですが…
先日の折り込みチラシで、久しぶりに見てしまいました。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。それは、「今度の土日のみ〇〇万円値引き!」
というキーワード。
「今ご契約の方に限り、お好きな設備をプレゼント」
とエアコンや家具などをプレゼントするキャンペーンは
値引きよりもよく見かけます。
そんな素敵な誘惑に出会うと、私はつい見入ってしまいます。
と同時に、
「このキャンペーンに必要なお金はどこから出ているんだろう?」
と考えてしまうんです。
「業者の利益を削っているのかな?
それとも、その経費の分だけ建物代や諸経費に上乗せを?
いや、他の施主が負担をしている可能性も…。
いやいや、その前になぜこんなキャンペーンをする?
創業祭などの特別な記念に?
値引きしないと契約が取れない?
もともと多めに利益を得ている?」
と、想像はどんどん膨らみます。
ところで、『値引き』という
キーワードを使うのは業者だけではありません。
施主の中にも
「あと〇万円値引きしてくれるなら契約します」
「A社の方が安いので、値引きがダメならA社に依頼します」
と値引きを求める人がいます。
そんな時、私なら安易に値引きに応じる業者より、
A社への依頼を勧める業者の方を信用します。
利益を削って値引きすると、経営に影響が出て
アフターメンテナンスができなくなったら困ります。
値引きの分だけ材料の質や職人の質を落とされるのも困ります。
業者選びの手段として『値引き』を利用すると、
何らかのリスクがあるかもしれません。
それより、限られた予算の中を十分に活かし、
夢を叶え、不満や不安を解消するために工夫を凝らした方が
家族も業者も、より満足度の高い、
幸せな家づくりができそうだと思いませんか?