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2019.10.15
室内の安全性は定期的に見直しましょう
家具等の転倒事故は6歳以下の子どもの事故が
全体の約8割を占めています。名古屋で自然素材で気持ちの良い家づくりをしている
サイトウホームスタッフの近藤です。家の中での事故が多いのは子どもだけではありません。
65歳以上の高齢者の事故も多く見られます。
消費者庁によると、高齢者の事故が起きやすい理由として
・加齢や疾病により、身体的な機能が低下するから
・身体機能の低下を正確に自覚していないから
・周囲の手を借りたくない、心配させたくないなどの理由で無理をするから
・設備や製品が高齢者の暮らし方に合っていないから
・インターネットを利用していない場合、必要な情報が入手しづらいから
などが考えられるそうです。
ここで、事故の事例を紹介します。
●事例1
夜中に自宅の階段を上がる途中、足がもつれて1mほど落下した。(71歳)
●事例2
トースターのコードに引っ掛かり転倒して、キッチンで額を打った。(80歳)
●事例3
自宅内のトイレに行く際、廊下の段差で転倒した。(84歳)
●事例4
風呂場で足が滑って転倒し、湯船に両腕を突っ込んでやけどした。(90歳)
●事例5
ガスコンロの火がカーディガンの袖に燃え移り、背中をやけどした。(77歳)
年齢と共に骨の構造が弱くなるため、
高齢になると転倒や転落によって
骨折などの大けがを負うリスクが増えます。事故のリスクを減らすため、
・階段や廊下などに照明器具を設置する
・熱くなりすぎないよう、お風呂のお湯を自動設定できるタイプにする
・普段の行動を観察し、必要な場所に手すりやバリアフリーなどの対策をする
といった方法を検討しましょう。
高齢者の事故が起きやすいのは室内だけではありません。
庭木の剪定や雪下ろしの際に高所から転落するなど、
屋外作業での事故も発生しています。
定期的に住まいの危険性を見直し、
安心して暮らせる空間づくりを心掛けましょう。