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2021.05.18
新居の浴室熱中症を防ぐために
浴室での熱中症対策
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。■熱中症とは
熱中症は、温度や湿度の高い環境で過ごしたことが原因で
身体の水分や塩分のバランスが崩れ、
体温調整機能が正常に働かなくなり、
全身に様々な障害を起こす症状です。
室内熱中症の患者は、
感覚機能が低下する高齢者が5割近くを、
体温調整機能が未発達な
乳幼児と少年が1割以上を占めます。
■浴室・脱衣所の対策
西側の浴室は、壁を通して外の熱を取り込みます。
西側に窓があると、取り込む熱の量はさらに増えます。
その対策として、新築時に
・外壁や窓の断熱性を高める
・西側の窓は避ける、又は小さめにする
・ルーバーを併用する
などの方法があります。
そのほか、
・熱気や湿気が気になる時は、入浴前に扇風機などで空気を循環させる
・入浴前と入浴後に水分補給をする(1回に飲む量はコップ1杯程度)
などの対策も欠かせません。
■「浴室の窓は不要」という声も
高気密高断熱住宅の場合、通風のためとはいえ、
窓を開けることを良しとしないことがあります。
また、
「防犯面の不安を減らしたい」
「防音性を高めたい」
などの理由で、新居の浴室に窓を設けない人もいます。
一年中、安全で快適に過ごせるよう、
自由な発想で浴室づくりをしてみましょう。
■チェックシート
浴室熱中症のチェックシートを紹介します。
1.お湯の温度は42度以上である
2.肩までお湯に浸かる
3.10分以上お湯に浸かる
4.大量に汗が出るまで上がらない
5.お湯に浸かりながらウトウトしたことがある
6.入浴前に水分補給をしない
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?
3つ以上該当する方は要注意だそうです。
そうそう、仕事終わりのビールがおいしい季節ですが、
お互い、飲酒後の入浴は避けましょうね。