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2021.05.31
シャッター雨戸は巣づくり対策を
スギ花粉の時期が終わり、次は梅雨がやってきました。
毎朝の天気予報チェックは欠かせません。
愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店
ナンバー1サイトウホームスタッフの中尾です。梅雨に入ると活躍するのが雨戸。
子供の頃、雨戸を動かそうとした時、
戸袋の中から蛇が出てきて雨戸恐怖症になった時期があります。
ところで、最近はシャッター雨戸が増えていますよね。
こちらはこちらで、別の生き物に人気があるようです。
■気付いた時には草がびっしり
シャッター雨戸の戸袋には、
大人の指が入る程度の隙間があります。
入り口からすぐ先の壁側に枯草を置きやすい段差があり、
スズメが巣作りするのに最適な状態になっています。
猫や蛇などの天敵の目に触れにくく、
安全性に優れているので、
あちこちのシャッター雨戸がスズメに狙われています。
そこには、巣作りの材料として
草や枝、カラスやハトの羽などが大量に運び込まれます。
「雨戸が動かず、覗き込んで初めて巣があることに気づいた。
手探りで巣を取り除いたら、卵やヒナも落ちてきて…」
とショックを受けたことがある人は少なくないんです。
■対策
最も簡単な対策は、雨戸を毎日開け閉めすることです。
とはいえ、それを習慣化するのは大変ですよね。
それなら、スズメが入り込める隙間を無くしましょう。
業者に相談すれば、戸袋にネットを固定するなどの方法で
隙間を減らしてくれます。
鳥よけスパイクや忌避剤などを通販購入し、
自分で設置するのも良いでしょう。
100円ショップやホームセンターで、
役立ちそうな商品を探すのも楽しそうです。
その場所を気に入ったスズメは、毎年戻ってきて巣作りするとか。
新居にシャッター雨戸を設置するなら、
早めに対策を施しておいた方が良さそうですね。
■除去は大変
2階の巣の下に瓦や雨どいがあると、
除去には細心の注意が必要です。
なぜなら、落ちた枯草が瓦を伝って雨どいに入るから。
かといって、瓦の上を歩いて雨どいの草を取るのは危険です。
瓦の下の防水シートを傷める恐れもありますし…。
今年、スタッフ宅2階のシャッター雨戸に巣ができました。
外から除去できないので、マスクとゴーグルを装着して
ゴム手袋で室内から除去。
その量は、大きなレジ袋が半分も埋まるほどだったとか。
草の間には、息絶えたまま放置されたヒナがいました。
除去後は、枯草の破片などの粉塵が舞い散る室内の大掃除。
その大変さに懲りて、最近は雨戸を毎日開閉しています。
開閉が面倒になったら隙間を塞ぐそうです。