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2014.12.08
失敗しない家づくりの進め方
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。家づくりは正しいステップで
家づくりを考える時どうしても坪単価いくらなの?と建物の価格に気持ちがいきがちです。
しかし「家づくり総額=坪数単価」とはなりません。
建物本体工事代以外にも付帯工事や諸費用といった費用がかかります。
家づくりにはどういった費用がかかるか知る事と
お客様はご自分の総額の予算を知る事が必要です。そして、正しい手順を経て家づくりを進める事が
最も大切ではないでしょうか。では、建物本体工事以外にも必要な付帯工事は何か、お伝えしましょう。
どうして付帯工事は坪単価に含まれないのでしょうか?
建物を建てる敷地によって工事内容が変わるからです。よって坪単価に含める事が適切でないからです。坪単価とは目安や基準
となるので敷地により変わる工事内容は入れない方が基準として
お伝えしやすいからと言った方が適切かもしれません。それと、付帯工事の内容や意味合いを知る事が大切ではないでしょうか。
付帯工事とは土地の状況形状、エリアなどにより変わってきます。・解体工事
古家付きの土地であればその古家の解体工事をしなければなりません。
建て替えの場合も解体工事代が発生します。古家の建物構造や大きさによっても解体費用が異なります。外構や駐車場の
スペースなどどこまで解体するかによっても変わってきます。・外構工事・屋外設備工事・屋外電気工事
建物の宅盤計画により影響します。間口面の道路の左右の勾配の高さや
建物の建つ高さ(庭の高さ)や土地の大きさによって費用が変わります。つまり、土地が大きいほど外構工事・屋外工事は費用がかかります。
また、上下水道工事はエリアでかかる費用や浄化槽の有無によっても
費用が変わります。・地盤調査費・地盤改良工事(調査結果による地盤強化工事)
建物を建てる際に必要な地盤の性質を知る調査です。この調査により地盤強度が判明し基準に満たない場合は設計を行い
建物が施工できるように地盤強化工事がかかります。このように付帯工事とは土地に関わる工事の事をさします。
土地によって費用が異なる事がポイントとなります。他にも建築工事関連の登記、申請など諸費用がかかります。
また、引越代やカーテン、電話、テレビやインターネット配線や家電の
エアコン代など費用をみましょう。家づくりの進め方は、
ファイナンシャルプランの見直しから
始めましょう。全体の総額予算を把握する事です。そして、予算の配分、資金計画をしましょう。夢を膨らませどんな家が
良いかとプラン作りから入ると付帯工事がこんなにかかるとは思わなかった。やむなく何かを削る。
お客様の夢を削る家づくりになりかねません。ファイナンシャルプランの見直し→資金計画ができたら
スケジュールを組みましょう。入居予定日を決めましょう。例えば、子供さんのみえる方は
新学期に合わせたりする方が多いです。この場合、4月入居になるので完成は3月とします。
工期は約4カ月かかります。逆算すると11月には着工となります。しかし直ぐ着工とはいかず着工の前には確認申請に数日時間がかかります。
土地のエリアによりさまざまですが緑化地域制度に入る土地など確認申請前の
許可手続きに1カ月~数カ月かかることもあります。このスケジュールをきちんとできていなければ、完成まで
まちわびる事になりかねません。事前にスケジュールを組むことで申請時間も把握でき余裕を持って完成を
迎える事ができます。住宅ローンは融資実行と共に月々の支払いが発生するので、
完成までは現在お住まいの借家の家賃と住宅ローンの2重になります。お客様の立場では早く2重の支払いも終わらせたいところ。
計画、スケジュールを先に組むことで予め把握でき、余計なストレスも
回避できるのです。これらの段階を経てここでプランづくりに入れます。
希望を叶えたいとあれもこれもお客様から聞き見積もりをしたら
結果予算オーバーでしたという提案はしておりません。希望を絞っていただき予算内で可能であれば希望を広げていく。
予算内で満足のいく家づくりが一番と考えるからです。土地の無い方はここから土地探し
よくあるケースで、先に土地を探してから建てられる家を考える
という方がいます。付帯工事は土地によって異なると冒頭でお伝えしました。
もし、先に土地を探してしまうと土地代や付帯工事などが建物にかける
予算まで削る事にもなりかねません。ほとんどのお客様は家づくりがしたくて土地を探すのだと思います。
建てられる家が明らかになってから土地探しをするベストな時期だと思います。