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2015.11.29
家づくりは使い勝手と長持ち
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。見た目もいいけど中身を見ようよ
これ、全てにおいて言えませんか?先週から一段と冷え込み、秋お終わり冬に入るんだなと
感じる今日この頃。先週一週間は、完成まじかの2物件仕上げの確認と
作業に追われ現場に付きっきりでした。やはり、自分の目で確認をして納得のいく形でお客様にお引渡しを
したいから完成間際は、いつも先週のような一週間を送ることがどうしても多いです。これは、僕が大工出身の現場監督として現場を積み重ねてきたからだと思います。
すべての工務店の監督がそうかといえば必ずしもそうであるとは言えません。いや、むしろ工程管理のみの方のほうが多いのかもしれません。
たまたま、僕は大工から現場監督として就職し働きだしましたが就職先であった会社は僕が来るまで現場監督がいない会社も珍しくありませんでした。
段取りの悪い現場を職人さんたちが支えている会社でした。基礎工事は基礎屋さん、水道工事は水道設備屋さん、電気工事は電気屋さん
左官工事は左官屋さん外壁は屋根は内装は。。。。すべてがその分野のプロ達から段取りを学びました。僕の仕事の学びの場は
現場だったんですね。当然、今も学びの場は現場です。
僕は監督時代から最後の仕上げなど雑工事のいくつかは僕が担当していました。
「雑」が付きますが全く雑な仕事という意味ではないですからね。家づくりの工程の中でこれ、誰がやるの?というのが現場監督という解釈でした。
例えば、外は現場のバリゲートや養生。中も養生からゴミ拾い仕上げのコーキングも。
キッチンの組み付けもしてました。メーカー施工よりも綺麗でした。その気持ちは今も変わらず僕やスタッフが共有しています。
その中から、一般のお客さんには知られていない事を少しご紹介したいと思います。最近では支給品というのが増えています。お施主様支給といいます。
当社ではお施主様支給は喜んで承ります。しかし、例外もあります。それは明らかに故障する機材や部材についてです。
特に気にしたいのは水廻り部材。今はネットから海外物が国内の商品より10分の1の
価格の物も手に入ります。僕も見ました。よくあるのは、水栓金具や排水金具。
見た目はいい!中身を見ると作りがかなり雑。これでは水漏れの原因になる。
間違えなくなります。水漏れは被害が広がりますので、水廻りの金具は承れないのもあります。最近では、国内外問わず大型家具雑貨屋さんが増えてきましたね。
建築部材まで販売しているから知らないと驚きです。
設備機材のキッチンまで。家具屋さんプロデュースだけに見た感じは綺麗で素敵。でも、この組み立てが慣れないととても大変です。
いや、慣れても僕は
絶対お勧めできないと思いました。これは、メーカーさんを非難するようで多くは言えませんが。
組み立てて構造を知るとこの商品、このキッチンを進めることはできません。
支給したお施主さんは知らずに購入している方がほとんどではないかな。最初からきちんとした図面もなく、問い合わせをしても家具屋さんだから
設備のそこまでの知識のあるスタッフはいないと半ば、
謝罪のように話し出すし驚きの連続。その時点で、お施主さんにメーカーを変更するように促しましたが、
そのキッチンは長年の奥様の夢なので譲れないと。安いから良い?
それは、中身も伴ってのことではないでしょうか。
僕は適正価格を大切にしたい。
そもそも、当社のような工務店の家づくりは
職人さんが腕を落とすような仕事はしない、できない、させません。
極力効率的な仕事で取り組みますが、仕事を走らせたりなど
もってのほか。見た目も大事。僕もそう思うしわかりますよ。しかし、ホテルのように
奇抜性が飛んでいても住まいは1泊や2泊ではありませんからね、毎日生活する場所です。暮らしやすいは使い勝手が良いと丈夫に長く使える
ということではないかな。
あと、もう一つそれは丁寧に仕上げる。これ、職人さんの仕事っぷりもそうだし、
そんな機材や部材も選んでほしい。「真面目に作られてる物」
だって、見えない箇所ほど手を抜けない
そんな気持ちが強くなる。人も家も中身が大事です。