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2015.10.12
知っておきたいお風呂の事故
こんにちは! 愛知県名古屋市で自然素材にこだわり
住まう人と共に呼吸する家づくりをする
木造注文住宅専門、地域密着工務店の
サイトウホーム代表の斎藤浩司です。危険予知、親として知る事に無駄は1つもありません。
昨夜は、寒かった。秋物のパジャマに変えました。
「あー秋ですね」
紅葉などこれからグングンと秋を感じれますね。目に映る、秋味をこれから
堪能できるかと思うと何だか楽しくなります。しかし、寒さも「本格的に近づく」
訳です。と言いますのはこれから、これからの寒くなる季節、
家庭内、自宅内で起こりうる最も大きな事故、トラブルは「ヒートショック」
なのです。ヒートショックとは、温度の急な変化から血圧が大きく上下し変動する事が
原因と言われています。心筋梗塞や脳梗塞、失神、不整脈を起こすことがあります。これにより、失神して入浴時に溺れて死亡するケースはこれからの季節、非常に多い
という事。更に、ヒートショックの危険性が高い人とは「高齢者、高血圧、糖尿病」
と言われております。我が家でも、高齢な父と母がおります。実は、昨日もお風呂の浴暖のタイマーセットの
やり方を説明しました。洗面脱衣場のヒーターも置きました。毎年使用すると言っても
何せ、お爺ちゃんとお婆ちゃんなので「知ってるよ」と言われても説明はしちゃいます。この時期は「ヒートショック」という言葉が僕らの業界内では、沢山飛び交います。
何故なら、年間1万7,000人もの方が入浴中に急死する。これは交通事故による死亡者数を大きく上回るからです。本当に、注意したい、できる工夫や対策は皆さん行ってくださいね。
お風呂での事故原因はヒートショックが一番という事はおわかりになりましたね。実は、自分の事ですが、お風呂で大変恐ろしい経験があります。
それは、末っ子が3歳位の時のお風呂での怖い出来事。今から、5年6年ほど前の事です。奥さんと末っ子も含む3人の娘は4人で仲良く
入浴していました。奥さんと長女が頭を洗っている時に次女が浴槽を見たら、
末っ子が湯船の中で沈んでいた。僕と息子は2階のリビングに居ました。1階の浴室から「聞こえる悲鳴に気付き」
階段をジャンプして飛び降りて行きました。直ぐさま、娘を抱き抱えましたが白目のまま
反応してくれない。人工呼吸を初めてしました。やり方があってるのかどうだか分からないけど胸を押え、鼻をつまんだり、とにかく必死でした。
やがて、救急車が到着。救急隊の人が冷静に対応してくれたのを心から感謝しました。
奥さんと末っ子が救急車に乗り、直ぐ子供達と車で後を追いました。「助かってくれ」
車の中でまだ、小学生だった次女に怒ることもできない。どれくらいの間、
湯船に沈んでいたのか?聞いても分からないと。命は?脳に障害?
沢山の心配事が交差する中、やっと病院に到着。猛ダッシュ。病院に着くと廊下から聞こえる末っ子の声。
あー助かったー。涙が止まりませんでした。先生に聞くと原因は熱性けいれんでした。
10日前後の入院で問題なく退院できました。思い起こせば、うちの子供達、4人とも熱性けいれんが1歳~3歳までに
1度ありました。初めて熱性けいれんを見た時は本当にびっくりしました。経験がある方ならご存知だと思いますが。最初の長女の時の熱性けいれんの
経験から長男、次女の時は親として落ち着いて対応できました。がしかし、熱性けいれんは
時と場所を選びません。お風呂の一瞬の誰も見ていない時に起きてしまったのです。幸い、次女の気付くのが
早く、湯船に沈んで直ぐ気付いたようだとお医者さんが言っていました。もうね、あんな思いは
2度としたくないです。危険予知、親として知ることに無駄は1つもありません。